雑木囃子



  雑木囃子の存在を知ったのは、2011/3月に小田原の清閑亭で行われていた
「いぶき展」です。
「いぶき展」は、小田原・箱根を中心として活躍している木製品の若手職人さん達20数名が参加している展示会ですが、その中心的存在の露木清高さん他4名で活動しているグループが「雑木囃子」です。

彼らは、箱根・小田原の寄木の伝統を受け継ぎ、新しい寄木を創造する新世代寄木職人グループです。
彼らは、露木さん以外、みな県外から寄木に魅力を感じて寄木の工房に入った若者ですが、伝統を継承しつつも若者の感性で新しい作品を生み出している魅力あるグループです。
「若い人たちにも使ってもらえるような作品を作っていきたい・・・」その気持ちが伝統を次世代に継承するもっとも大事な想いだと思いますし、原動力でもあります。

私は、従来の寄木細工に見飽きていましたが、彼らが作る寄木は、新しい息吹を感じる作品ばかりですので、是非一度ご覧になって下さい。

また、そんな若者たちを受け入れている寄木細工工房の人たちも素晴らしと思います。
実情はよく知りませんが、「無尽蔵プロジェクト」と称する地域おこしの活動が、この若手グループ「雑木囃子」の活動の可能性を後押ししているように思います。

新たな小田原スタイルを確立させることを目指して、若者を巻き込んだ推進テーマ10のうちの一つ「ものづくり・デザイン・アート」が地域の伝統工芸、創作活動を活性化、推進していることは、間違いないと思いますので、是非新しい魅力ある小田原になること、そして若い雑木囃子の活躍を期待しています。



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