家具作りとの出会い



50歳(1997年)になったらセカンドステージのライフワークとして「何をするか」を真剣に考えようと決めていました。
趣味は多く持っていましたが、現役中の週末を楽しむためのものから、セカンドステージのライフワークとして楽しむものを見つけたい・・・そう考えていました。
そして、たまたま50歳の時に東京ビッグサイトで行われていた「国際家具見本市」の特別企画展で「井崎正治さんの家具」と出会い、いままで知らなかった無垢材、オイル仕上の家具の魅力に感動し、自分もこういった家具を作りたいと心より思いました。
一般の家具は、生産性、コスト、軽量化等を優先するため、フラッシュ材あるいは化粧合板で作られた構造材にウレタン塗装で仕上げた家具が殆どで、無垢材の家具に出会う機会もなく、無垢材の素晴らしさを知らぬまま過ごしていました。
・・・というか、家具そのものにあまり関心が無かったということです。

井崎さんの家具は、無垢材に植物性オイル仕上で、無垢の木の魅力(木の肌触り、木のぬくもり、木の優しさ等)を余すところなく発揮しており、一瞬にして全身で感じ取ったあの感動は、いまでも忘れません。
かなりの時間、その無垢の木の家具の魅力を全身で味わっていたことを覚えています。
自分に出来る、出来ないということは、まったく頭に浮かびませんでしたが、「よ〜し!自分もこんな家具を作りたい」と心に決めた瞬間でした。
国際家具見本市に行ったのも、たまたまでしたし、作家さん参加の特別企画展もこの時だけだったそうです。
(のちに、井崎さんの展示会でお会いした時に、そう話されていました)
こういった偶然の出会いが、私に木工ライフを与えてくれることになりましたが、私のセカンドステージへの思いが現実になった・・・ある意味必然の出会いだったのかも知れません。


top   contents    back

tukiita.htmlへのリンク

inserted by FC2 system