宮崎陶房 
宮崎和佳子さん 


  宮崎さんとは、伊豆高原アートフェスティバルの「古材のギャラ
リー」で行われていた陶器の作品を見て、気に入ったコーヒーカ
ップを購入したのが、始まりです。

過日、神奈川県辻堂にある宮崎さんの陶房でお茶が飲める展示
会があるというので、2時間かけて行って来ました。
陶房は、JR辻堂駅西口から徒歩10分くらいのところにあり、小
ぢんまりとした店舗を改装した陶房でした。

宮崎さんの作品は、普段使いの陶器ですが、ちょっとお洒落?と
いうか少しメルヘンチックな独特な雰囲気を作り出している陶器
だと思いました。
それは「タタラ」という手法を使った作陶から生み出された世界
だという感じがします。

タタラは土を板状に伸ばしたものを成形して作陶しますので、通
常のろくろでは表現できない形状となり、それが宮崎さんの独自
の造形を生み出して、ユニークで面白い作品になっていると思い
ました。

ろくろ製作と違って、平板を立ち上げて作り出すので、まさに手
作り感があって、ちょっと拘りを持つような女性が好むといった
陶器に仕上がっていると思います。

そして、この”たたら”という方法は、比較的初心者の方にも抵
抗無く入りやすい手法だと思いますので、陶芸教室でも女性には
好評だと思います。

店内の展示棚にブルー系の食器を見つけ、その色がとても気に入
ったので、その色のコーヒーカップを作って欲しいと依頼しまし
た。もとはこげ茶系の色で、コーヒーにはその方が合っていると
思いますが、ブルー好きの私としては、是非ブルーのカップが欲
しいと思いました。
「いいですよ」と気軽に受けていただき、そして出来上がってい
ると連絡もいただいていますが、お互いの都合が合わなくて、
2013年の春になったら工房に届けていただけるということなので
、楽しみにして待っています。

ご自身は、作陶や複数の陶芸教室以外に、個展をはじめ他の分野
の作家さんとコラボ展をしたり、幅広く活躍されている方です。
   
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